ミニバンの種類と特徴、メリット・デメリット

ミニバンの種類と特徴、メリット・デメリット ミニバン購入ガイド

ミニバンは、車高が高く3列シートで6~8人乗りとなっており、3列目を折りたためば収納スペースにも変えることができるなど空間効率が非常によく、大勢乗れて・たくさん運べるのが特徴です。

特に、子供がいる子育て世代の方に人気のファミリーカーとなっています。

ミニバンのクラス別分類と車種一覧

ミニバンは、車高が1900mmを超え排気量も2400ccや3500ccもあるとてもミニとは言えないヴェルファイア/アルファードなどの最高級大型ミニバンから、車高1600mm・排気量1500ccクラスのシエンタなどの小型ミニバンなど、同じミニバンでも車体の大きさや排気量にかなり差があります。

ですので、ミニバンは全長や全幅・全高などのボディサイズや排気量の大きさなどから「LLクラス」「Lクラス」「Mクラス」「Sクラス」「SSクラス」という風にクラス別に分類されます。

LLクラス

全長4,900mm前後、全高1,800mmを超える大きなミニバン最大のボディサイズを持つクラスです。
ボディサイズが非常に大きいため室内空間にはかなり余裕があり、2列目はもちろん3列目の乗り心地も抜群で居住性の高い室内空間が魅力です。

重たいボディを快適に動かすため、2,500cc(2.5L)・3,500cc(3.5L)の大排気量エンジンを備えており、加速力や高速走行などの走行安定性も良く、静粛性も非常に高く車内は非常に静かです。

もはや高級サルーンと呼んでもいいくらいのラグジュアリーな車がLLクラスのミニバンです。

デメリットはラグジュアリーであるが故の価格の高さ。
新車価格で一番下のグレードでも300万円以上、ハイブリッドモデルになると400万円以上はします。

生産中のLLクラスミニバン

Lクラス

全長は4,700mm~4,800mm、全幅は1,700mm以上の3ナンバー車。
全長と全幅だけだとLLクラスと同じくらいですが、全高が1,800mm以下のロールーフタイプのミニバンをLクラスミニバンと分類しています。
排気量は2,400cc(2.4L)、2,500cc(2.5L)ほどです。

車高が低くなるとどうしても車内の居住空間はせまくなってしまうのでLLクラスほどの快適な居住空間とはいかなくなってしまいますが、その分走行性能が良くなり運転がしやすい車となります。

生産中のLクラスミニバン

オデッセイ エスティマ
ホンダ トヨタ
オデッセイ現行モデル エスティマ2代目

生産終了したLクラスミニバン

エクシーガ MPV
スバル マツダ
エクシーガ MPV3代目
2008年6月~2015年3月

Mクラス

全長4,695mm、全幅1,695mmの5ナンバー車で全高は1,800mm以上のハイルーフタイプをMクラスミニバンと分類しています。
排気量は1,500cc(1.5L)、1,800cc(1.8L)、2,000cc(2.0L)の車種が多いですが、三菱デリカD:5のように2,400cc(2.4L)ほどのエンジンのものもあります。
LLクラスほどではないものの室内空間には余裕があり、2列目、3列目と足元までゆったりした快適な空間を確保できます。
それでいて車体サイズは大きすぎないので運転の苦手な方や女性の方でも取り回しがしやすいです。
ファミリーカーとしてのミニバンの中で一番人気のクラスで多くのメーカーがMクラスミニバンに主要車種を投入しています。

生産中のMクラスミニバン

ヴォクシー セレナ ステップワゴン
トヨタ 日産 ホンダ
ヴォクシー3代目 セレナ5代目 ステップワゴン5代目
エスクァイア ノア デリカD:5
トヨタ トヨタ 三菱
エスクァイア初代 ノア3代目 デリカD:5初代
ビアンテ ランディ
マツダ スズキ
ビアンテ初代

Sクラス

全長4,600mmほど、全高が1,600mmほどと長さはMクラスより少し短いくらいですが、車高が低いロールーフタイプをSクラスと分類しています。
排気量は1.5~2.0L程度。

Mクラスよりも狭くなるので室内空間の快適性は落ちてしまいますが、車高が低くなることによってスポーティーで安定した走行性能と運転のしやすさを持っているのが特徴です。

このクラスだと後席ドアがスライドドアの車種と普通のヒンジタイプのドアの車種が混在しているので、スライドドア必須の方は注意が必要です。

生産中のSクラスミニバン

プリウスα ウィッシュ ラフェスタハイウェイスター
トヨタ トヨタ 日産
プリウスα ウィッシュ2代目 ラフェスタハイウェイスター初代
ジェイド プレマシー アイシス
ホンダ マツダ トヨタ
ジェイド初代 プレマシー3代目 アイシス初代

生産終了したSクラスミニバン

ラフェスタ ストリーム
日産 ホンダ
ラフェスタ初代 ストリーム2代目
2004年12月~2012年12月生産 2000年11月~2014年6月生産

SSクラス

全長4,200mm前後とコンパクトカー並のミニバン最小サイズがSSクラスです。
効率的な空間設計で5ナンバーの小さなボディに3列目シートを確保してあります。
全高は1,700mm程度のハイルーフタイプです。
排気量は1,500cc(1.5L)程度。

常時3列目を使う分にはちょっとしんどいですが、たまに使うだけなら十分実用的な3列シートとなっています。
ボディが小さいので最小回転半径も小さく小回りがきき運転しやすいので、街乗りにも快適なミニバンとなっています。

フリード シエンタ
ホンダ トヨタ
フリード初代 シエンタ2代目

ミニバンのメリット・デメリット比較

クラスや車種にもよりますがまとめると以下のような特徴があります。

メリット

室内空間が広く、大人数が乗ることができる。
荷物もたくさん積める。
メーカーが力を入れているジャンルなので車種がたくさんあり豊富な選択肢から選ぶことができる。
視界が高く視野が広いので、運転しやすい。
シートアレンジが多彩で、使い勝手がいい。
電動スライドドアがついている車種が多い。

デメリット

車体が重いので、燃費が悪い。
排気量が少ないタイプだとパワー不足を感じる。
小回りがきかない。
車高が高いので、立体駐車場は使えない。(車種による)
Sクラス・SSクラスだと3列目はかなり狭い
重心が高めになり走行安定性が若干悪い。(低重心タイプもあり)

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