ヴェルファイアはどんな車?
ヴェルファイアの初登場は2008年5月です。
ヴェルファイアの前身はアルファードで、トヨペット店で販売されていたのがアルファードG、ネッツトヨタ店で販売されていたのがアルファードVでした。
2008年5月のアルファードのフルモデルチェンジに伴い、アルファードVの後継車としてヴェルファイアは誕生しました。
上品さを売りにしているアルファードに対して、力強さを売りとしてアグレシッブなフロントマスクを有しています。
役員の送迎車など特に落ち着いた大人に人気のアルファードに対して、フロントマスクが上下で2分割されている車としては珍しい強面フェイスで特に若者に人気な人気な斬新的なデザインとなっています。
車名の由来は英語で物静かさを意味する「Velvet」と炎を意味する「Fire」を組み合わせた造語になっており、「静かなる炎」を転じてクールな情熱を意味しています。
2011年にはマイナーチェンジが実施され、ハイブリッドモデルも追加されました。
新型ヴェルファイアはどう変わった?
2015年1月にアルファードと共にフルモデルチェンジした新型ヴェルファイアは、さらに洗練された無骨な男のイメージになりました。
フロントマスクには金属を研いだような鋭角が光る大きなメッキグリルが装備され、二段ヘッドランプの形は見定めるような目のラインを思わせます。
アンダースポイラーを突き出し、かつアッパーグリルを支える基盤で、シルエット的にも落ち着いた重厚感のある印象になっています。
リアはサイドまで伸びる大きなコンビネーションランプとなり、リアの迫力も増しています。
サイドには助手席窓からリアスポイラーまで届くようなデザインのZ型のモールがアピール感抜群です。
内装に関しては茶木目調と黒木目調が用意されており、茶木目調には木目調に深みを持たせる為に杢柄の間に金属調の輝きを持たせており、黒木目調には世界で初めてホログラム層を下地に採用することで黒木目の中に輝きを持たせています。
エンジンは2.5Lと3.5L、そしてハイブリッドとなります。
今までの2.4とは違い、2.5L採用となった新型ヴェルファイアは2AR-FE型エンジンになりました。
3.5Lは今まで同様の2GR-FE型エンジンとなります。
そしてハイブリッドはアトキンソンサイクル仕様の2AR-FXE型の採用です。
2代目となったヴェルファイアは走行性能・乗り心地の向上に大きく力を入れており、通常スポーツカーや高級セダンに搭載されるダブルウィッシュボーン式リアサスペンションをミニバンに初めて採用しました。(先代モデルはトーションビーム式)
軽量かつ剛性の高い高張力鋼板の採用範囲を拡大させることで軽量化と車体剛性を実現させており、乗り心地と操縦安定性の向上に寄与しています。
先代モデルと比較してフロア全体が低床化されたことで乗降性の向上の他にも、重心が下がったことで操縦安定性も向上、低床化により全高は低くなりましたが室内高を先代モデルと同じ1,400mm確保することで、低床化による室内高の低下というデメリットを打ち消すことに成功しています。
エンジンは2.5Lと3.5Lガソリンモデル、そして2.5Lガソリンとのハイブリッド車となります。
今までの2.4Lとは違い、2.5L採用となった新型ヴェルファイアは2AR-FE型エンジンになりました。
3.5Lは今まで同様の2GR-FE型エンジンとなります。
そしてハイブリッドはアトキンソンサイクル仕様の2AR-FXE型の採用です。
最新のエンジンを搭載することで燃費性能も向上、JC08モード燃費で最高、2.5Lガソリン車で最高12.8km/L、3.5Lガソリン車で9.5km/L、ハイブリッド車にいたっては19.4km/Lのミニバンとは思えないほどの低燃費を実現しています。
そのほかにも、エンジン出力の抑制機能がついたインテリジェントクリアランスソナー、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステム、内装の天井イルミネーションや助手席スーパーロングスライドシートなど、トヨタのフラッグシップモデルだけあって、トヨタの持つ最新技術がふんだんに搭載されています。