新車と中古車どっちが得?※コスパやメリット・デメリットで徹底比較!

初心者でも分かる!※初めての車の買い方・選び方

いざ車を買うぞ!と思ったときに、どの車種を買うかどうか選ぶことも大事ですが、「新車」を買うか、「中古車」を買うかで迷う方も多いのではないでしょうか?
このページでは、新車と中古車のコスパなど、それぞれのメリットやデメリットを比較しつつ、あなたにとって新車と中古車どっちがお得なのか?ベストな選択はどちらかを考えてみたいと思います。

どっちが得か?コスパで比較!

まずは新車と中古車をコスパで比較してみたいと思います。
「購入時の初期費用」「維持費」「売るときのリセールバリュー」の3パターン別に整理してみました。

購入時

購入時に必要になる費用としては、車の本体価格、税金・手数料などの諸費用などがあります。

同じ予算なら中古車の方がハイクラスな車種や上級グレードに乗れる

たとえば予算が200万円でミニバンを買おうとすると、新車だと売れ筋クラスのヴォクシーやセレナ等にはちょっと手が届きません。
一回り小さくなるSクラスミニバンのシエンタやフリードならなんとか・・・というところでしょうか。

これが中古車になると、年式や程度にもよりますが、ヴォクシーやセレナなどMクラスミニバンはもちろん、高級ミニバンのアルファードやヴェルファイアも選択肢に入ってきます。

また、憧れのBMWやベンツ、レクサスなどの高級車も、新車だとなかなか手が届かないという場合でも、中古車なら十分、現実的な選択肢となり得ます。

当然ながら、中古車の方が同じ車でも車両本体価格は安くなります

同じ車種・同じグレードの新車と中古車があった場合、当然ながら中古車の方が安いです。
もちろん年式が違うとモデルチェンジや改良をしている場合もあるので、まったく同じ車というわけではないですが、コストを重視して選ぶならやはり中古車の安さは魅力的です。

また、登録済み未使用車(新古車)を買えば、年式も同じでまだ誰も乗っていない新車状態の車が新車で買うよりもお得に買えるケースもあります。

諸費用も中古車が安いが、新車のエコカー減税のお得度は大きい

中古車の場合、購入時の税金などの諸費用も安く済むことが多いです。
たとえば、自動車取得税は年式によって減額されていくので、中古車の場合、不要になったりかなり安くなることも多いです。
また車検残のある中古車なら自動車重量税は不要です。

一方、新車の場合、諸費用はフルで支払う必要がありますが、エコカー減税対象車の場合、最大で自動車重量税100%免税、自動車取得税100%免税になり、さらに購入翌年度の自動車税も最大で75%減税となります。

中古車でも条件を満たせばエコカー減税を受けることはできますが、減税率は新車よりも小さくなります。

大幅値引きを引き出せれば新車のお得度はアップ!中古車の値引きは難しい

新車にはメーカー希望小売価格という定価がありますが、実際には値引き交渉によってお客さんごとに販売価格が違うのが現状です。
値引き額は車種や時期、交渉具合によっても違い、数万円程度から50万円~70万円程度の大幅値引きまで幅があります。

このような大幅な値引きをゲットすることができれば、新車をかなりお得な価格で購入することができます。

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一方、中古車は1台1台仕入れ価格や程度も違うので、決まった定価というものはありません。
さらに最近ではネットで簡単に価格比較ができることもあり、表示価格がすでにギリギリの場合もあり、新車と違って値引き交渉の難易度は高めです。

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販売店でローンを組む場合の金利は新車の方が低い

ディーラーや一般販売店の提携ローンを組む場合、新車と中古車では金利が違い、新車の方が金利が安いです。

販売店によっても金利は違いますが、新車の場合、だいたい3~5%のお店が多いです。
最近では金利キャンペーンなどをして1~2%台の金利のときもあります。

中古車の金利も販売店によって違い、3~9%程度などかなり幅があります。
新車を買うときよりも金利は高いケースが多いです。

維持費

維持費はガソリン代のほか、自動車保険料やメンテナンス費用などがあります。

自動車保険は中古車の方が安い

自動車保険には「新車割引」というものがあります。
保険会社によって割引率や割引きを受けられる条件などは異なりますが、だいたい2%~25%程度の保険料の割引きを受けることができます。
※新車割引がない保険会社もあります。
※中古車でも1年落ち、2年落ちなど高年式車の場合は新車割引を受けられます。

一方、中古車の場合、新車に比べて車の残存価値は下がりますので、車両保険の金額も低くなります。
もちろんその分、万が一の事故等の場合の車両保険から出る補償金額も低くなるわけですが・・・。

車両保険は自動車保険の保険料の大きな割合を占めますので、車両保険が安くなるケースが多い中古車の場合、自動車保険は安くなります。

メンテナンスの費用は中古車の方が高くなりがち

中古車は誰かが既に乗っていたものなので、どのような乗り方や整備をしていたのかがなかなか分かりづらいですし、単純に年月が経っているので故障や不具合の出る確率も高いです。

もちろん工業製品なので新車でもハズレを引いてしまう可能性はありますし、中古車でも程度の良い1台を手に入れることができれば何の不具合もなく乗り潰すまで乗れることもありますが、基本的に中古車の方が何かとメンテナンス費用はかかると思っておいた方がいいでしょう。

リセールバリュー

リセールバリューとは車を売るときの買取価値のことを言います。
車種や走行距離などにも大きく左右されますが、リセールバリューは、一般的に新車購入後3年で30~70%程度、5年で20%~50%程度、以降は買取価格はほぼゼロに下落します。

つまり3年落ちの中古車を買って3年後に売ろうとしても、価格はつかないということになります。
短いスパンで新車を乗り換えていくという方の場合はリセールバリューの高い新車を狙うのもいい方法です。

ただし、リセールバリューは中古車市場での人気に大きく左右されますので、不人気車を買ってしまうと3年後でもリセールバリューが20%程度にまで落ちてしまうこともあるので注意が必要です。

コスパで比較のまとめ

普通に考えれば「中古車の方がそりゃコスパは良くなるんじゃないの?」と思い込みがちですが、新車ならではの値引きやエコカー減税、リセールバリューの高さなど、意外と新車も賢く買い物をすればコスパが良くなることが分かります。

とはいえ、新品と中古ですから、コスパで中古車が負けるはずはありません。
予算が少ないのでできるだけ安く車を買いたい、お買い得に車を買いたいと考えている方は中古車を選ぶ方が良いでしょう。

では価格以外で中古車を選ぶメリットは何なのか、コスパで選ぶなら中古車だけど、それでも新車を選ぶメリットは何なのか?など、コスパ以外での新車と中古車のメリット・デメリットを次の段落で考えてみたいと思います。

コスパ以外で考える「新車と中古車のメリット・デメリット」

新車は色やオプションを自分好みにカスタマイズできる

新車は基本的に受注生産なので、車種毎にメーカーが用意している選択肢の範囲内からということにはなりますが、色やオプションなどを自分好みにカスタマイズすることが可能です。

サンルーフ、サイドエアバッグ、安全運転支援パッケージ(トヨタセーフティセンスやホンダセンシング等)、純正カーナビなど、メーカーオプションは基本的に新車注文時にしかつけられないので、中古車でどうしてもこれらの装備が欲しい場合は付いている中古車を見つけるしかありません。

燃費が良く、最新技術の詰まった新型車に乗れる

新車は現時点での最新モデルが買えますので、同じ車種でも燃費が良くなっていたり、様々な最新技術が搭載されています。

最新モデルに乗れるというのが新車の大きなメリットでもあるでしょう。

新車はどこで買っても品質は同じという安心感がある、中古車は目利きが必要になるが、掘り出し物に出会える可能性もある

新車はその名の通りメーカーの工場で出来上がったばかりの誰も乗っていないまっさらな状態ですから、どこで買っても基本的に品質に差はありません。
(もちろん精密機器を搭載した工業製品なので中にはハズレもありますが・・・。)

一方、中古車は同じ車種でも1台1台品質が違います。
ですので、状態の良い中古車を買うためには多少の目利きが必要になります。

最近でこそメーター戻しにより走行距離の偽装は少なくなってきましたが、事故車であることを隠して販売するような悪質店はいまだに存在します。
また、事故車まではいかなかくても不具合があることを隠して、お買い得車ですよ!と安い値段で販売したりするお店もあります。

車に詳しくない方の場合、車の目利きができる友人と一緒に選んでもらうか、信頼できるお店・販売員を見つける必要があります。

中古車だと、新車では買えない憧れの車種・モデルも手に入る

車は毎年~2~3年に1回のペースで改良(マイナーチェンジ)を行っており、さらに5~6年に1回のペースでフルモデルチェンジという新型車へのアップデートも行っています。

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モデルチェンジが実施されるとモデルチェンジ前の型は旧型車となり、新車で購入することはできなくなります。

また、車は様々な新モデルが発表されている裏で、生産終了していく車種も多いです。

ですので、新車で買える車というのは実はそれほど多くなく、選択肢は意外と少ないのです。
一方、中古車の場合、新車では買えない旧型車や生産終了してしまった車種も中古車市場には流通していたりして、商品の選択肢は新車よりも格段に広いです。

新車の納期は遅い、中古車は早い

新車は受注生産なので、注文してから工場で生産に入ります。
ですので、実際の注文から納車までは早くても2~3ヶ月かかります。
注文が殺到している人気車種になれば半年以上かかることもあります。

中古車であれば、商品がその場にあるわけなので、あとは整備をしたり、書類などの手続きが完了すればすぐに納車できます。
期間は数週間くらいでしょう。

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