【新型フリード(ガソリン)】グレードごとの違いと選び方

フリード

フリードは2016年9月16日にフルモデルチェンジをしており、現行モデルは2代目となります。

そんな新型フリードのガソリン車グレードについて、それぞれの違いや特徴を整理、どのグレードを選ぶべきか選び方のポイントやおすすめグレードを解説しています。

グレードの概要

フリードのガソリン車グレードは、ベースグレードの「B」、上位グレードの「G」、「G」にホンダセンシングを追加した「G・Honda SENSING」、様々なカスタマイズを施した「Modulo X Honda SENSING」の4つの展開となっています。

それぞれに2WD(FF)か4WDを選ぶことができ、グレードによっては6人乗りか7人乗りも選ぶことができます。

グレード 特徴
B 最低限の装備でもっとも安いベースグレード。
FFと4WDを選択可。
G 「B」にパワースライドドアなど装備を加えた標準グレード。
FFと4WDを選択可、さらにFFは6人乗りか7人乗りを選べる。
G・Honda SENSING 「G」に Honda SENSINGなどを加えた最上位グレード。
FFと4WDを選択可、さらにFFは6人乗りか7人乗りを選べる。
Modulo X Honda SENSING ホンダが誇るコンプリートカー「Modulo X」のフリード版。
熟練エンジニアによって内外装に磨きがかかっている。

グレードごとの違い

価格、燃費、外装、内装、安全装備・運転アシスト、スペックなどの項目別にフリード(ガソリン車)のグレードごとの違いをまとめています。

価格と燃費

フリード(ガソリン車)にはグレードによって、FFと4WDの設定があり、さらにFFには6人乗りと7人乗りがあります。

FF車は6人乗りと7人乗りともにエコカー減税対象となり、自動車取得税は20%、自動車重量税は25%の減税となります。

4WDは燃費が落ちるためエコカー減税対象外となります。

グリーン化特例による登録翌年度の自動車税の減税は全グレードともにありません。

グレード 駆動 定員 燃費
(JC08モード)
価格 エコカー減税
取得税 重量税
B FF 6 19.0km/L 1,880,000円 20% 25%
4WD 6 17.6km/L 2,096,000円
G FF 6 19.0km/L 1,980,000円 20% 25%
FF 7 19.0km/L 2,001,600円 20% 25%
4WD 6 17.6km/L 2,212,200円
G・Honda SENSING FF 6 19.0km/L 2,100,000円 20% 25%
FF 7 19.0km/L 2,121,600円 20% 25%
4WD 6 17.6km/L 2,332,200円
Modulo X Honda SENSING FF 6 2,830,680円 20% 25%
FF 7 2,852,280円 20% 25%

外装(エクステリア)

ボディカラー、タイヤ&ホイール、ドア・窓・ライト類など外装(エクステリア)に関して、グレードごとの違いをまとめています。

グレードによる外観の違い

グレードによる外観の違いはありません。

ただし「Modulo X Honda SENSING」は内外装に特別なカスタマイズを施したコンプリートカーですので、ランプ類やホイールなど様々な箇所に違いがあります。

ボディカラー

ボディカラーは下記の9色展開となっています。

グレードによって選べるカラーに違いはありません。
ただし、「フリード Modulo X Honda SENSING」では「コバルトブルー・パール」「ホワイトオーキッド・パール」「プレミアムスパークルブラック・パール」の3色のみとなっています。

*1:メーカーオプション:32,400円
*2:メーカーオプション:54,000円

パワースライドドア

パワースライドドア

パワースライドドアの装備はグレードによって異なります。

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

箇所 B G G・Honda SENSING Modulo X Honda SENSING
助手席側 ×
運転席側 ×

「G・Honda SENSING」では両側パワースライドドアが標準装備となるものの、「G」では片側のみとなり、「B」にいたっては両側とも装備不可となります。

また「スライドドア・イージークローザー」は全グレードとも標準装備となるので、パワースライドドアが付いていなくも、ドアをゆっくりと半ドアくらいまで閉めればあとは自動で閉まってくれます。

勢いよく閉めなくてもいいので、誤ってお子さんの手などを挟んでしまうリスクは低いです。

シエンタのようにワンタッチスイッチは付いていないので、ハンドルを操作してスライドドアを開閉する形となります。

タイヤ&ホイール

Modulo X Honda SENSING以外のグレードはすべて「15インチスチールホイール」が標準装備となっています。

15インチスチールホイール
標準装備の15インチスチールホイール
メーカーオプションのホイール

「G」と「G・Honda SENSING」のみ、メーカーオプションで「Sパッケージ」を追加することで、15インチアルミホイールに変更することができます。

15インチアルミホイール
Sパッケージの15インチアルミホイール
Modulo X Honda SENSINGのホイール

Modulo X Honda SENSINGのホイールは専用デザインが施された15インチアルミホイールとなっています。


Modulo X Honda SENSING専用の
15インチアルミホイール

ライト類

Modulo X 以外、標準装備はハロゲンヘッドラント(マニュアルレベリング機構付)となっています。

「G」「G・Honda SENSING」のみ、メーカーオプションで「Sパッケージ:」を追加すれば「LEDヘッドライト(ロービームオートレベリング&オートライトコントロール機構付)」「LEDアクティブコーナリングライト」に変更することができます。

LEDヘッドライト
LEDヘッドライト

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

装備 B G G・Honda SENSING Modulo X Honda SENSING
ハロゲンヘッドラント(マニュアルレベリング機構付)
LEDヘッドライト(ロービームオートレベリング&オートライトコントロール機構付)
LEDアクティブコーナリングライト
×

ガラス類

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

箇所/機能 B G Modulo X
FF 4WD FF 4WD FF 4WD
フロントウィンドウガラス UVカット
UV・IRカット ×
ハーフシェイド
フロントドアガラス 高熱線吸収&UVカット
スーパーUV・IRカット ×
プライバシーガラス
(リアドア・リアクォーター・テールゲート)
高熱線吸収&UVカット
コンフォートビューパッケージ
(撥水/ヒーテッドドアミラ&
熱線入りフロントウィンドウ&
フロントドア撥水ガラス)
×

※GにはG・Honda SENSINGも含む。
※△のメーカーオプションはCパッケージ(48,600円)に含む。

内装(インテリア)

内装色やシート表皮の素材、運転席など、内装(インテリア)面でのグレードごとの違いをまとめています。

内装色とシート

内装色は「モカ」「ベージュ」「ブラック」の3色展開となっており、グレードによって選択できる組み合わせは決まってきます。

「B」はモカのみ、「G」はモカ、ブラックの2色から選択可能。
「G・Honda SENSING」はモカ、ベージュ、ブラックの3色から選択可能です。
※ブラックを選ぶ場合は、メーカーオプションの「Sパッケージ(○円)」を追加します。)。

「Modulo X」は専用色のブラック&モカとなります。

シートは基本はファブリックシートとなり、「G」「G・Honda SENSING」はブラックをメーカーオプションで選択するとプライムスムースとファブリックのコンビシートとなります。

「Modulo X」は標準でコンビシートです。

運転席(インパネ&ステアリングホイール)

ステアリングホイールは「Modulo X」のみ本革巻きが標準装備となっており、他グレードはウレタンです。

「G」「G・Honda SENSING」ではメーカーオプションで「Sパッケージ:円」を追加することで、本革巻きステアリングホイールやコンビシートと付けることができます。(Bには追加不可。)

ただしその場合、内装色はブラックとなります。

安全装備・運転アシスト

フリードは「セーフティ・サポートカーS 〈ワイド/ベーシック+〉の基準を満たしています。

セーフティ・サポートカーとは?

セーフティ・サポートカーは略してサポカーと呼ばれ、政府が交通事故防止対策の一環として実施しているものです。
安全装備など一定の基準を満たしている車に付けられます。

サポカーには、装備している安全装備の機能に応じて「ベーシック」「ベーシック+」「ワイド」の3つの区分があります。

参考)サポカー・サポカーS(安全運転サポート車)のWEBサイト

フリード(ガソリン車)のグレード別サポカー区分

サポカーSワイド G・Honda SENSING*1
Modulo X Honda SENSING
サポカーSベーシック+ G*2
G・Honda SENSING

*1 メーカーオプション(LEDヘッドライト+LEDアクティブコーナリングライト)装着車
*2 メーカーオプション(Honda SENSING)装着車

フリード(ガソリン車)の主な安全装備比較

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

安全装備・運転アシスト B G G・Honda SENSING Modulo X
Honda SENSING ×
(108,000円)
1列目シート用i -サイドエアバッグシステム
サイドカーテンエアバッグシステム〈1~3列目シート対応〉
× ×
(48,600円)
全席3点式ELRシートベルト&ヘッドレスト
Honda SENSINGに含まれている機能
  • 衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
  • LKAS〈車線維持支援システム〉
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

サイズ・重量・スペック

全グレードともエンジンのスペックや車両重量など主要なスペックに違いはありません。

ただし駆動方式(FFか4WDか)、乗車定員(6人乗りか7人乗りか)によって、車両重量が変わるので燃費は変わってきます。

また「Modulo X」では専用サスペンションになっており、凹凸のある路面での乗り心地が良くなるなど、独自のチューニングが施されています。

グレード B G
G・Honda SENSING
駆動方式 FF 4WD FF 4WD
全長(mm) 4,265
全幅(mm) 1,695
全高(mm) 1,710 1,735 1,710 1,735
車両重量(kg) 1,340 1,410 1,350(6人乗り)
1,360(7人乗り)
1,420
エンジン型式 L15B
種類 水冷直列4気筒横置
排気量(L) 1,496
最高出力(kW[PS]/rpm) 96[131]/6,600
最大トルク(N・m[kgf・m/rpm]) 155[15.8]/4,600
燃料タンク(L) 36 40 36 40
JC08モード燃費(km/L) 19.0 17.6 19.0 17.6

選び方とおすすめグレード

「Modulo X Honda SENSING」は「G・Honda SENSING」と比べても70万円以上アップ、「B」からだと100万円近くのアップとなるので、よっぽどこだわりのある方、予算に余裕はあるのでとにかく一番いいグレードを選びたい方用です。

実質的な選択肢は「B」「G」「G・Honda SENSING」の3択となります。

おすすめはG・Honda SENSINGで決まり!

フリードはグレード間の価格差がそれほど大きくなく、最廉価グレードの「B」と最上位グレードの「G・Honda SENSING」との価格差は22万円です。(FF・6人乗りの場合)

「G」との価格差は12万円です。(FF・6人乗りの場合)

それでいて、約10万円相当のホンダセンシング、約5万円相当の両側パワースライドドアが標準装備となっているなど、「G・Honda SENSING」は非常にお買い得な価格設定となっています。

またサイドエアバッグを付けたいなら「G・Honda SENSING」一択となります。

「もう少し予算を抑えたい。」「ホンダセンシングは不要。」であれば、「G」を選び、両側パワースライドドアやSパッケージ、Cパッケージなど欲しいオプションを追加する形でもいいでしょう。

GとG・Honda SENSINGの装備差

違いがある装備のみ記載しています。
両方に標準装備または両方にメーカーオプションの装備は記載していません。

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

装備 G G・Honda SENSING
Honda SENSING
(108,000円)
i -サイドエアバッグシステム(1列目)
サイドカーテンエアバッグシステム(1~3列目)
×
(48,600円)
パワースライドドア(運転席側)
(54,000円)

「G」にメーカーオプションでHonda SENSINGを付ける場合、ナビ装着用スペシャルパッケージ(48,600円)が必須です。
「G・Honda SENSING」の場合、オーディオレスも選択可能です。

Bは選ばないこと

「予算の都合上、どうしても 「G」「G・Honda SENSING」は厳しい…。」という場合でも、「B」は選ばない方がいいです。

「B」は必要最小限の装備しか付いておらず、一般家庭用というよりはコスト重視の業務用などの用途を想定していると思われます。

子育て世帯に必須のパワースライドドアが両側とも付けられない上、SパッケージやCパッケージなどのお得なオプションパッケージも追加できません。

BとGの装備差

○:標準装備、△:メーカーオプション、×:装備不可

※ FF・6人乗りの場合

  B G
Honda SENSING ×
(108,000円)
Sパッケージ ×
(135,000円)
Cパッケージ
コンフォートビューパッケージ
×
(48,600円)
パワースライドドア(助手席側) ×
パワースライドドア(運転席側) ×
(54,000円)
Honda インターナビ+リンクアップフリー
+ETC車載器〈ナビゲーション連動〉
×
ナビ装着用スペシャルパッケージ
+ETC車載器〈ナビゲーション連動〉
×
(48,600円)
サンバイザーのミラー(バニティミラー) ×
センターテーブル(インストルメントパネル内蔵型) ×
シートバックポケット(助手席) ×
フロントワイパー(車速連動間欠/バリアブル間欠) ×

「G」との価格差は10万円(FF・6人乗りの場合)なので、「G」を選び値引き交渉をもう少し頑張るか、上位グレードの中古車か新古車を探した方がいいでしょう。

現行の新型フリードが発売されたのが2016年9月なので、今からであれば2~3年落ちの程度の良い中古車が流通しています。

また新古車であれば新車と同等の状態でありながら、かなりお得な価格で上位グレードを買えます。

ただし中古車も新古車も自分で探したり、目利きするのが大変なので、ガリバーの中古車・新古車お探しサービスなどを使って、全国からお買い得なフリードを探してもらうのも手です。

ハイブリッドかガソリンか

このページをご覧いただいているということは「フリード(ガソリン車)」で検討されているのだと思います。

ですがもし、フリードハイブリッドとも迷われている場合は下記記事を参考にしてみてください。

[作成中]

またフリードハイブリッドのグレードごとの違いや選び方、おすすめグレードについては下記記事で解説しています。

6人乗りか7人乗りか

「B」以外のグレードでは2列目がキャプテンシートの6人乗りか、ベンチシートの7人乗りを選択することができます。

新型フリードの6人乗りと7人乗りの違い、それぞれのメリット・デメリット、選び方などを下記記事で解説しています。

どちらにするか迷っている方は参考にしてみてください。

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