日産ディーラーの中古車販売店 『日産U-CARS』＆検索サイト『Get-U』のすべて

日産ディーラー系の中古車販売店 『日産U-CARS』で気になること「どんな中古車を売っているの？」「保証はあるの？」「点検整備はされているの？」など、日産ディーラーで中古車を購入する際に役立つ情報を掲載しています。

日産の公式中古車検索サイト「Get-U」を活用してお目当ての日産中古車をお得に購入しちゃいましょう！

日産ディーラーの中古車販売店 『日産U-CARS』

店舗は全国に500店以上

日産ディーラーの中古車販売店は、新車中古車併売店、中古車専売店を合わせて全国で575店舗あります。（2016/10/8現在）

そのうち「NISSAN U-CARS クオリティショップ」が328店あります。

日産のクオリティショップとは以下3点の基準を満たし「安心・信頼・満足」のサービスを提供できるお店と日産自動車が認定したお店のことです。

• 販売士の資格を持ち、日産独自の厳しい試験に合格した「カーライフアドバイザー」在籍店
• 日産公式中古車検索サイト「Get-U」導入店。全国2万台の日産ディーラーの在庫から検索・取り寄せ可能
• 豊富な車種を取りそろえた広い展示スペースがあるお店

全国の店舗一覧はこちらです。

どんな中古車が売られているの？

日産の公式中古車検索サイト「Get-U」では約2万台の全国日産ディーラー中古車販売店の在庫を検索できます。（2016/10/現在は15,306台）

日産の中古車は「高品質宣言車」「認定中古車」「バリュープラス」の3種類に分類されています。

高品質宣言車

以下の基準を満たす高品質な中古車。
在庫全体の70%ほどを占めています。

• 最大95項目に及ぶ点検整備を実施し、最大9項目の部品を点検・交換。
• 1年間の無料保証（走行距離無制限）の充実の保証「ワイド保証」付き。
• 室内、エンジンルーム、外装、ホイールなど入念なクリーニング。
• 全車修復歴はなしで履歴が確かな中古車のみ。点検整備記録簿付き。

認定中古車

高品質宣言車の中でも特に品質の高い特別な車を認定中古車として車種ごとに個別設定しています。

現在、日産の認定中古車として売り出されているのは、「日産リーフ（LEAF）」と「日産GT-R」の2種類です。
車種が限られているため在庫数は非常に少なく全体の0.4%ほどです。

バリュープラス

公式ディーラーの中古車の品質の高さを維持しつつ価格を50万円以下（税込）に抑えた中古車です。
在庫全体の6%ほどがバリュープラス車となっています。

30万円未満の中古車は3か月間無料保証、30万～50万円の中古車は1年間の無料保証付きとなっています。
板金、タイヤ交換、内装クリーニング、外装磨き、バッテリー交換を必要に応じて実施。
納車前には12か月または24か月の法定点検・整備を行い、必要に応じてベルト・ホース・ワイパーリフィールの交換を実施。

メーカー割合

約88%ほどが日産車となっており、スズキ（3.5%）、ダイハツ（3%）、トヨタ（2.5%）、ホンダ（1.6%）と続きます。

※グラフは2016/10/8のデータを元にしています。

仕入れ先

日産のu-carは非常に高品質なことがウリですので、仕入れ先も車の履歴をしっかりと把握できる日産系列のディーラーでの下取り車や、日産u-carsショップでの下取り車、新車販売ディラーからの展示車・試乗車やノルマ達成のために登録だけした登録済み未使用車（新古車）などが主となっています。
最近では日産ディーラーの車買取専門店「カウゾー」での買取車も多いです。

年式の割合

年式は初度登録から3年以内の高年式車が約50%を占めています。
反対に7年以上の低年式車は23%ほどとそれなりに、高年式～低年式車までまんべんなく在庫が充実しているといった感じです。
また登録から10年以上経過している車両も1,000台以上あります。

※グラフは2016/10/8のデータを元にしています。

走行距離の割合

走行距離1,000km以下は試乗車上がりや登録済み未使用車（新古車）ですね。
それらで5%程度。

5万km以下で全体の50%以上を占めています。
走行距離は単純に少なければ少ないほど良いというわけでもありませんが、低走行車の方が程度の良い中古車は多いです。

また10万km以上の過走行車は全体の1%とかなり少なくなっています。

※グラフは2016/10/8のデータを元にしています。

価格の割合

50万円以下のバリュープラスの車両が全体の10%程度です。
50万以下とはいえ日産の中古車はきっちり点検・整備＆クリーニングされて、消耗品も交換済み、無料保証付きなのでかなりお買い得と言えます。

とはいえ中心価格帯は80万円～150万円程度の価格帯となっているので価格としては高めな感じです。

※グラフは2016/10/8のデータを元にしています。

車種の割合

在庫のなかで一番多い車種は日産のコンパクトカー「ノート」で、次が日産の誇る軽自動車「モコ」と「デイズ」が続きます。
さらにSUVの「エクストレイル」、ミニバン「セレナ」などやはり新車でも人気の売れている車種が中古車市場でも流通量が豊富になっているようです。

走行距離無制限の無料保証付き

日産のU-carは全車に走行距離無制限で1年間の無料保証「ワイド保証」が付いています。
（※30万円未満のバリュープラス商品は走行距離無制限の3ヶ月保証「ワイド保証ライト」となります。）

さらに別途、有料オプションで最長3年まで保証期間を延長できる「ワイド保証プレミアム」もあります。

保証内容

購入後1ヶ月または1,000km走行時に無料点検を実施。

全国2,300の日産のサービス向上で点検＆修理。

主要な保証対象パーツ

消耗品・油脂類・内外装部品など、適応外のパーツあり。
消耗品の12Vバッテリーは保証対象。

延長保証「ワイド保証プレミアム」

延長保証料金は排気量と年式で決まります。

※（）内は2年延長（合計3年保証）の場合

点検・整備はどんな感じ？

購入前の点検・整備

日産の中古車は「高品質宣言車」と「バリュープラス車」ともに納車前には最大95項目の点検整備を実施しています。

最大95項目の点検整備項目一覧はこちら【高品質宣言車】
最大95項目の点検整備項目一覧はこちら【バリュープラス車】

さらに高品質宣言車の場合、最大9項目の部品の点検・交換を実施しています。

購入後の点検・整備にはメンテナンスパックもあり

日産のメンテナンスパックは「メンテプロパック」といいます。

中古車の場合、車検の残り期間に合わせて「メンテプロパック24」「メンテプロパック18」「メンテプロパック12」の3つのパックがあります。

料金は販売店によって異なります。

メンテプロパックの詳細はこちらから確認できます。

全国の在庫を取り寄せ可能

トヨタやホンダなどのディーラーはインターネットのディーラー公式中古車検索サイトに掲載されている中古車が県外など遠方の店だった場合、近隣のお店に取り寄せてくれるかどうかは双方のお店との交渉次第となっています。

ですが、日産の場合、日産の中古車検索サイトGet-Uに掲載されている中古車は全国どこでも、すべて近隣店舗まで取り寄せが可能となっています。
近隣の日産ディーラー公式中古車販売店へ出向き、展示されている車両にお目当ての車がなくても、店頭のGet-U専用端末で日産のカーライフアドバイザーに相談しながら中古車探しもできます。
（※ただし在庫のある店でお目当ての中古車が商談中や売れ筋の車種などの場合は取り寄せできない場合もあります。）

この場合の流れは、まず近隣店舗が業販価格（店頭提示価格より少し安い）で在庫のある店から買い取ります。
その後、専門の陸送業者を通して車を近隣店舗まで輸送してくるという流れになります。

輸送費をお客が負担するか店側でサービスしてくれるかはその中古車の儲け金額次第といったところです。

ただし、基本的に取り寄せ後のキャンセルはできませんし、もしできたとしても陸送費などの諸経費は支払う必要があるかもなので、キャンセルについては事前によく販売店の担当者に確認しておきましょう。

ディーラーローンの金利はどれくらい？

日産U-cars店舗で中古車を購入する場合もディーラーローンは利用できます。
ディーラーローンの場合、基本的には日産系列の信販会社「日産フィナンシャルサービス」の「ニッサンオートクレジッット」を利用することになります。

中古車の場合、支払い回数は3～60回で毎月3,000円以上の支払いとなっています。
融資額は10万円～400万円までです。

金利は販売店によって異なりますが、概ね平均で6～7%程度の販売店が多いようです。
キャンペーンで4.9%程度に下げている店舗もあります。

中古車でも残価設定型クレジットはある？

日産の残価設定クレジットは新車のみで中古車の場合にはありません。

日産ディーラー系は中古車でも値引き可能？

日産ディーラーでの中古車の値引きは可能か？不可能か？でいうと「可能」です。
ただし、中古車は1点モノなので、同じ車種であっても一律にいくらくらい値引き可能とは言えないです。

さらに同じ日産ディーラーであっても店によっても値引きに対するスタンスは違いますし、地域、時期、諸々の事情（在庫がダブっていて早く売ってしまいたい等）など中古車の値引き交渉は色々な要因が絡み合います。

日産の場合、公式中古車検索サイト「Get-U」で全国の店舗の在庫を調べることができ、ネットで簡単に問い合わせや見積もり依頼もできます。
注意しないといけないのはこのようなネットでの問い合わせでメールや電話等で値引きの交渉をしても「ワンプライスなので」「他のお客様と不公平になってしまうので」などと通り一遍の返答しか期待できません。

やはり実際に店頭に出向き、実車を確認した上で、担当者と顔を合わせて交渉することが大事です。

その他、中古車の値引き交渉のコツ等については以下記事で詳しく解説していますので参考にしてください。