ドライブレコーダーはボディの形状や付加機能も多彩で色々種類があります。
このページでは、現在、市販されているドライブレコーダーの種類や機能をひととおり紹介しています。
種類・スペック
価格帯
ドライブレコーダーの価格帯は、
・1万円~2万円までのスタンダードモデル
・2万円以上のハイエンドモデル
に分けることができます。
当然ながら価格が上がるにつれて、スペックは高くなり、付加機能も増えます。
自分にはどの程度のスペック・機能が必要なのかを考えて、予算とも相談しながら最適な価格帯のモデルを選びたいですね。
ボディタイプ
ドライブレコーダーのボディタイプは大きく分けると、カメラと本体が一緒になった一体型と、カメラと本体を別々に取り付けるセパレート型があります。
さらに、一体型にはスタンダードな四角い形状のものの他に、ルームミラー型、スイング型などの形状があります。
それぞれに特徴、メリット・デメリットありますので、ご自身のニーズに合ったタイプを選びたいですね。
電源・取り付け方法
ドライブレコーダーの電源・取り付け方法には、
・配線不要でシガーソケットに差し込むだけの簡単なタイプ
があります。
配線が必要がタイプの場合、車に詳しい人なら自分でもできますが、一般の人はオートバックスなどのカー用品店やディーラーなどでプロに取り付けてもらうことになります。
プロにお願いすれば工賃はかかりますが、配線が見えないようにきれいに取り付けてくれます。
シガーソケットに差し込むだけの配線不要タイプはお手軽で工賃もかかりませんが、電源コードがむき出しで見た目にあまりきれいじゃないですし、コードが邪魔だったりします。
映像の記録方法
ドライブレコーダーが映像を記録する方式には、
・イベント記録(衝撃感知)
・手動録画
の3つあります。
最近ではほぼすべてのドライブレコーダーが常時録画タイプとなっており、事故など、保存しておきたいことが起きた場合に、上位モデルだとイベント記録機能により自動的に保存、下位モデルだと手動でボタンを押して保存というのが主流です。
常時録画
エンジンをかけると自動的に録画を開始し、走行中の映像を常に録画し続ける方式。
録画可能時間はドライブレコーダーのスペックとSDカード等の記録媒体の容量によります。
容量がいっぱいになると古い映像から自動的に上書きされていきます。
「常時」とはいえ、駐車時などエンジンがかかっていないときは録画できません。そのような場合にも録画したい場合は「駐車監視機能」付きのドライブレコーダーが必要となります。
イベント記録(衝撃感知)
ドライブレコーダーにGセンサーと呼ばれる衝撃感知センサーがついており、急ブレーキや衝突などの衝撃を感知して、その前後の映像を自動的に録画・保存する方法です。
保存しておきたい映像を誤って上書きしてしまい消去してしまうリスクが低くなります。
手動録画
録画を始めたいときに手動でボタンを押して録画を開始する方式です。
また、常時録画している映像を手動で保存するタイプにも使われます。
画質(解像度・画素数)
画質の良さは解像度と画素数で決まります。
画素数は200万画素・解像度は1920×1080(フルHD)程度が、最近のドラレコの画質の主流です。
上位モデルになると300万画素以上の製品もありますが、画質が良くなればその分、保存しておくファイルサイズも大きくなるので、容量の大きいSDカードが必要になるなどランニングコストも増します。
製品によっては、録画画素数を100万画素・200万画素など設定で切り替えられるものもあります。
レンズ(視野角・F値)
視野角とは簡単にいうと、どこまで広い範囲を撮影できるかという単位です。
視野角が大きいほど広い範囲を撮影できるので、せっかくドライブレコーダーをつけていたのに肝心な場面が映っていなかったという失敗の可能性が低くなります。
視野角には、左右の広さを表す水平画角、上下の広さを表す垂直画角、撮影できる範囲の対角線を表す対角画角があります。
F値とはレンズの絞り値のことで、カンタンにいうとレンズの明るさのことで、F値が小さいほど明るく(取り込む光の量が多い)なり、トンネルなどの暗い場所や夜間などの撮影に強くなります。
付加機能
夜間の撮影・暗視機能
最近のドライブレコーダーはF値の小さいレンズを採用し、高性能なイメージセンサーを搭載しているものが多く、夜間でも明るくきれいな映像を撮れるものが多いです。
さらに、赤外線LEDを搭載し暗視機能もついているタイプもあります。
音声の録音
ドライブレコーダーは音声の録音機能はなく映像のみというタイプもあるので、音声も録音しておきたい場合は、録音機能付きを選ぶ必要があります。
音声を録音できるタイプでは、設定でOFFにできるものがほとんどですが、万が一の事故の際に、クラクションを鳴らしたか、ブレーキ音はどうか等、音からの情報も重要になるケースもあるので、音声も録音できた方が安心です。
後方(リア)対応
事故は前方だけではなく後方からもやってくるので、後方も撮影できるドライブレコーダーが人気です。
追突されたときだけでなく、危険なあおり運転などをされた際にも記録できます。
駐車監視機能
ドライブレコーダーはエンジンと連動して録画をするタイプが多いですが、駐車監視機能付きであれば、エンジンを切って駐車中にも録画してれます。
車上荒らしや当て逃げなどの対策になります。
安全運転支援機能
車線をはみ出したときや、車間距離が短くなったとき、制限速度を超過したときなど危険を察知した際に、アラートを出してドライバーに注意を促す安全運転支援機能がついたドライブレコーダーもあります。
HDR・WDR
HDRはハイダイナミックレンジ、WDRはワイドダイナミックレンジの略で、両方ともカンタンにいうと「逆光補正」のようなものです。
映像に日陰と日向など明るさが極端に違う箇所が混ざっている場合、暗い場所が黒くつぶれてしまったり、明るい場所が白く飛んでしまったりして、ちゃんと映らないことも多いですよね。
HDR・WDRが付いていれば自動的に全体をうまく映るように補正してくれます。
GPS
上位モデルなどにGPS機能が搭載されています。
GPSがついていれば、現在地や速度なども記録してくれるのでいざというときに役立つこともあるかもしれません。
また地図と映像を連動させることができるので、ドライブの記録などに使う場合は楽しいですね。
またGPSが付いていれば日時設定は自動できるのでラクです。
Wi-Fi
ドライブレコーダーの中にはWi-Fi機能がついていて、スマホやパソコンと連動できるものがあります。
撮影した映像をスマホやパソコンで再生したり、各種設定をスマホでできたりします。
まとめ
ドライブレコーダーには色々な種類があり、製品も各メーカーから多く販売されているので、迷ってしまう方も多いと思いますが、当サイトでは最適なドライブレコーダーの選び方もガイドしていますので、じっくり見てみてくださいね。
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