外観のチェックをして、キズやへこみなどの確認をします。
中古車ですので、まったくキズもへこみもないまっさらな外観というものはまずあり得ません。
キズやへこみがあるからダメではなく、その中古車の程度と価格を比べて、価格に見合った状態かどうかを確認することが重要です。
どうしても気になるキズやへこみがある場合は、納車までに修理してもらうよう売店に交渉してもいいでしょう。
実車チェック、特に外観、外回りのチェックは昼間に太陽の出てる天気のいい日に行うのがベストです。
暗くなってからや雨の日などはきちんとした確認ができませんので、中古車購入で失敗したくないなら、夕方以降の暗くなった時間帯や雨の日などの実車チェックは避けて出直しましょう。
全体のバランスをチェック
少し離れたところに立って、車を正面から見てみましょう。
大きな修復歴がある場合は微妙に傾いている場合があるので、左右のバランスを確認します。
ボディのキズやへこみのチェック
ボディの傷やへこみをチェックするときには、できるだけボディに顔を近づけて、平行に見るようにしましょう。
そうすることでわずかなへこみも発見しやすくなります。
天井は見落としがちなので、忘れずにチェックしましょう。
ボンネットにも顔を近づけてできるだけ平行になるように確認します。
バンパーの部分もキズが付きやすい箇所なので、しっかりとしゃがんで確認します。
ボディ側面の下部も見落としがちなので、しっかり確認します。
フロントガラス、サイドガラス、リアガラスのキズチェックは念入りに
交換するとなると、サイドガラスで2~3万円程度、フロント・リアガラスになると10万円近くの費用がかかりますので、ガラス類のキズの確認は念入りに行いましょう。
特にフロントガラスのキズは、最初は小さな飛び石が当たった程度の非常に小さなモノであっても、走行しているうちに大きく育ってきてしまう場合があるので、どんな小さなキズでも見落とさないようにしましょう。
ワイパーラバー、ブレード、アームの劣化具合
ワイパーのゴムの劣化具合やブレード・アームのサビなどを確認します。
ゴムが固まってしまっていたり、割れていたりすると、水はけが悪く交換することになります。
ゴムもアームもだいたい数千円程度で交換可能です。
フロントとリア両方の確認を忘れないようにしましょう。
ヘッドライト、テールランプなどのライト類
ヘッドライトやテールランプなど、ライト類もしっかりチェック。
カバーが割れていないか、ひびが入っていないか、水が入っていないか、曇っていないか。などを確認します。
テールランプのガラスもしっかり確認します。
タイヤの劣化具合
タイヤの劣化や摩耗が進んでいると、危険なだけでなく、法律上も整備不良で違反となる場合があり、しっかりチェックする必要があります。
中古車のタイヤはある程度、劣化していて当たり前ですが、交換が必要なくらい劣化が進んでいると、数万円以上の費用がかかるので、できれば交換なしに乗れる程度の劣化のものを選びたいですね。
チェックのポイントは、
溝は十分にあり、スリップサインが出ていないか?
タイヤの横側に盛り上がったような変形(ピンチカット)が出ていないか?
亀裂が多すぎないか?
などを見てみましょう。
外観チェック後のポイント
中古車ですので、ある程度劣化が進んでいたり、キズやへこみがあるのは当たり前ですので、その部分を自分が許容できるかどうか、また、許容できないのであれば、修理や交換してでも購入するかどうかを考える必要があります。
その際には当たり前ですが、修理や交換費用も予算の内に入れておかないといけません。
交渉次第で販売店のサービスで修理・交換してくれる部分もあるかもしれませんが、もし無理なら購入後に自分でする、もしくはその販売店や別の整備工場等にお願いするということになります。
また、フロントガラスの大きなキズやタイヤにスリップサインが出ているなどの場合は、整備不良で法律違反となりますので、必ず修理・交換する必要があります。
もちろんそこまでいくと、販売店の方から説明があるとは思いますが。(車検通らないので。)
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