中古車で買うならコンパクトカーと軽自動車どっちがいい?

車の種類やボディタイプで選ぶ

中古車の購入する際によく比較対象になる自動車のタイプに「コンパクトカー」と「軽自動車」がありますね。

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恐らくコンパクトカーと軽自動車に求めるニーズが似通っているのが原因ですね。

どちらのタイプにも以下のような特徴があります。

  • 自動車本体の価格が安い。
  • 燃費や自動車税などの維持費が安い。
  • 小さくて街乗りでも小回りがきいて、運転のニガテな人や女性でも運転しやすい。

中古での購入を考えている場合、コンパクトカーか軽自動車かどっちを購入する方がいいのでしょうか?

ポイント別に比較してみる

軽もコンパクトカーもそれぞれのポイントごとにメリット・デメリットがあります。
まずはそれらを整理してみましょう。

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中古車で購入する場合の車両本体価格

中古車で購入する場合、新車で買うときとは少し考え方を変える必要があります。
新車で買う場合、コンパクトカーと比較して価格メリットが大きくお買い得な車種が多いのですが、
中古の場合、「人気」によって価格が決まってくるので、年式が古くても人気があるとなかなか値下がりしません。

中古車市場において、人気があるのは圧倒的に軽自動車です。
(※もちろん車種にもよりますが。)

ですので軽自動車の人気車種は中古になってもなかなか値下がりせず、年式や状態の割にそこそこの値段がするという感じになりちょっと割高な買い物になります。

ですので、中古で買う場合。車両本体価格だけで考えるとコンパクトカーの方がお買い得ということになります。

法定費用(自動車税等)

車両本体価格だけで見れば、同じ値段を出すならコンパクトカーの方が高年式で程度のいい車を手に入れられる確率が高いですが、車を購入する場合、本体価格だけでなく、諸費用も含めた総額で考える必要があります。

つまり、自動車税、自動車取得税、自動車重量税、自賠責保険などの法定費用も考える必要があります。

軽自動車とコンパクトカーの諸費用比較表

※エコカー減税は考慮せず。
※課税標準基準額*× 残価率*= 取得価額*(1,000円未満切捨て)

軽自動車 コンパクトカー
自動車税 7200円 1000C以下:29500円
1000~1500CC:34500円
自動車取得税 取得価額 × 2% 取得価額 × 3%
自動車重量税  4400円(1年)  ~1.0t:12600円(1年)
1.0~1.5t:18900円(1年)
自賠責保険  15010円(12ヶ月)  17940円(12ヶ月)

*課税標準基準額とは、一応、「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」ってものに載っている価格を元にしているのですが、その車種やグレードの新車価格のおおよそ90%程度と考えてOKです。

*残価率とは、中古車の場合、購入後の年数に応じて価値が落ちていくので、その価値を計算する数値です。
新車時を1.0として、たとえば5年落ちの中古車なら、新車時の価格の90%に0.146を掛けた金額が取得価額となります。取得価額が50万円以下の場合、自動車取得税はかかりません。

以上の比較表から、軽自動車の方が諸費用は安く済むようになっています。
税金や自賠責保険は初回購入時だけでなく、車検のたびにかかってくる維持費でもあるので、初期費用・ランニングコスト両方の側面から検討する必要があります。

自動車保険料

自動車保険の保険料は、運転する人の年齢や等級、車種、車両保険の有無や補償金額などの保険の補償内容などの基本条件や、ゴールド免許の割引きなど各種割引きの有無、また弁護士特約などの特約の有無など、また当然ながらどの会社の保険に入るかなど、様々な条件によって変わってくるので、具体的な保険料を出して比較することは難しいです。

ですが、一般的にコンパクトカーよりも軽自動車の方が保険料は安いです。

たとえば、アクサダイレクトの保険料スピード診断で、以下のような補償内容と契約条件で保険料の目安を調べてみます。

主な補償内容と契約条件

対人賠償保険
(1名につき)
無制限 免許証の色 ブルー
対物賠償保険
(1事故につき)
無制限 使用目的 日常レジャー用
自損事故保険
(1名につき)
1,500万円 年間予想最大走行距離 5,000km未満
無保険車傷害保険
(1名につき)
2億円 お住まいの都道府県 東京
搭乗者傷害保険
(1名につき)
1,000万円 ノンフリート等級 19等級
車両保険金額 85万円(ワゴンR)
55万円(フィット)
車両保険免責金額 5-10万円
車対車免ゼロ特約 なし
身の回り品保険金 10万円
人身傷害補償特約
(1名につき)
なし。または3,000万円
運転者年齢条件 30歳以上補償
運転者限定特約 家族型

軽自動車(ワゴンR)とコンパクトカー(フィット)の年間保険料の目安比較表

軽自動車(ワゴンR) コンパクトカー(フィット)
人身傷害補償
なし
人身傷害補償
3,000万円付帯
人身傷害補償
なし
人身傷害補償
3,000万円付帯
エコノミータイプ
(車両保険なし)
14480円 16520円  17820円  21130円
スタンダードタイプ
(「車対車+A」
車両保険付)
27140円 28170円  30030円 33340円
フルカバータイプ
(一般車両保険付)
32880円 34910円  37460円 40770円

この比較では、年間保険料は数千円程度の違いしかありませんでしたが、補償内容や契約条件等によっては、年間数万円変わってくる可能性もあります。

燃費

燃費の良い悪いというのは、軽自動車でもコンパクトカーでも車種によって大きく変わります。
また、ショッピングや送迎用などで街乗りをちょこちょこするのか、通勤用などで高速道路や幹線道路を飛ばすのか、などの走り方によっても変わってきます。

一般的に軽自動車は燃費がいい!と認識している方が多いと思いますが、車種や乗り方によっては非常に燃費が悪くなるケースもあります。

軽自動車というのは排気量が660cc以下のエンジンの自動車のことを言います。
対してコンパクトカーは1000cc~1500ccクラスが主な排気量となっています。

単純に倍ほど排気量は違うわけです。
車の排気量というのは、簡単にいうと車のパワーと言い換えてもいいです。

パワーの低い車にたくさん人が乗って、たくさん荷物を積んで、スピードを出すとその分、エンジンを高回転しなくてはいけません。
エンジンを高回転させるためには、アクセルを踏み込み、ガソリンをエンジンに多く流す必要があります。

つまり燃費が悪くなるわけです。

1~2人で乗ることが多い。
飛ばさない。
荷物はあまり載せない。

などのケースだと軽自動車が車体が軽いので、実燃費も良くなります。
反対に上記のケースのように、たくさん人を乗せて、荷物をたくさん載せて、高速道路を飛ばすみたいな乗り方をすると非常に実燃費は悪くなります。

また、ターボ付きの軽ターボや4WDの軽、ジムニーなどのクロカンタイプの軽は燃費が悪い傾向にあります。

近いうちに実燃費のいい軽自動車の車種ランキングと実燃費のいいコンパクトカーの車種ランキングなんかを作りたいと思います。

走行性能(パワー・安定感)

加速時のパワーや高速走行時の安定感など走行性能は圧倒的にコンパクトカーに軍配が上がります。
特にミラやアルトなどの車高の低いセダンタイプの軽自動車はそうでもないですが、タントやN-BOXなどの車高が1700mm前後になるミニバンタイプの軽の場合、車体が軽い割に車高が高いので、走行安定性がどうしても低くなります。
高速道路などで飛ばしすぎると横風に煽られてひやっとすることも多いかもしれません。

コンパクトカーの場合、もちろんセダンなどには及びませんが、排気量も軽よりは大きいですし、車高も1500mm前後と低めですし、加速時や高速走行じの安定感も軽よりは格段にいいです。

快適性能(静音性・居住性・積載性)

走行時のエンジン音のうるささなどの静音性、室内の広さやシートの座り心地などの居住性、さらに荷物の積みやすさ、積める量などの積載性など、走行性能以外から見た車の快適性能はどうでしょうか?

最近は軽自動車も室内が広くなりかなり快適性の高い車種も増えてきましたが、そもそもの車体の大きさの限界があります。
(軽の車体寸法は、全長3400mm以下 / 全幅1480mm以下 / 全高2000mm以下と決められています。)

それでも、各社とも規定サイズギリギリまで室内空間を広くする工夫をして、居住性や積載性を高めています。
特にタントやN-BOX、スペーシアなどのいわゆるハイルーフタイプの軽自動車は天井が高く、室内空間も大人4人が乗っても余裕があるくらい快適な室内空間を実現しています。

室内空間が広い軽自動車ランキングベスト3

タント N-BOX スペーシア
室内長(mm) 2200 2180 2215
室内幅(mm) 1350 1350 1320
室内高(mm) 1365 1400 1375

室内空間が狭い軽自動車ワースト3

車名 ジムニー バモス i(アイ)
メーカー スズキ ホンダ 三菱
室内長(mm) 1685 1645 1790
室内幅(mm) 1220 1250 1270
室内高(mm) 1210 1270 1250

コンパクトカーの快適性能も車種によって大きく異なります。
一昔前のコンパクトカーは室内空間が意外と狭く居住性の低い車種が多かったですが、最近ではフィットやノートなど人気車種以外にも、大人が5人乗っても余裕のある広々とした室内空間を持つ車種も多いです。

室内空間が広い代表的なコンパクトカーベスト3

車名 スペイド ポルテ ソリオ
メーカー トヨタ トヨタ スズキ
室内長(mm) 2160 2160 2115
室内幅(mm) 1420 1420 1415
室内高(mm) 1380 1415 1345

室内空間が狭い代表的なコンパクトカーワースト3

車名 デミオ スイフト アクア
メーカー マツダ スズキ トヨタ
室内長(mm) 1805 1905 2015
室内幅(mm) 1445 1385 1395
室内高(mm) 1210 1225 1175

静音性はやはりコンパクトカーに軍配が上がります。
街乗りでゆっくり走る分には大差ないですが、高速道路などでスピードを出すと、軽自動車の方が排気量が少ない分エンジンの回転数を増やさないといけないので、エンジン音がけっこううるさくなります。

安全性能

よく軽自動車は安全性能が低いから危険!みたいに言われますね。
テレビニュース等で取り上げられる悲惨な交通事故も軽自動車の割合が多いような気もします。

軽自動車は安全性が低いから危険っていうのは実際のところどうなのでしょうか?

自動車の安全性能については、独立行政法人「自動車事故対策機構」が、全車種ではないものの、日本で市販されている自動車の安全性能評価試験を行い、結果を公表しています。

自動車アセスメント(JNCAP) 独立行政法人「自動車事故対策機構」

自動車アセスメントの詳細な試験内容については長くなるので割愛しますが、総合評価として1~5点の5段階評価となっています。
(1が安全性評価が低く、5が高い。)

自動車アセスメント衝突安全性能評価詳細版2016年版()PDFによると、たしかに軽自動車は3~4の評価の車種が多く、中には1のものもあります。
ただ、コンパクトカーも3~4の評価が多く、一概にコンパクトカーの方が軽自動車よりも安全性が高いとは言えないようです。

以下に一部主要車種の安全性評価の点数をまとめてみます。

主な車種の安全性評価

※*マークが付いている車種は、平成22年度以前の評価車種。新・安全性能総合評価は実施せず。
※スペーシアとフレアワゴンの評価に幅があるのは、年式によって変わるからです。
※評価点は、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験、後面種と津頚部保護性能試験、シートベルトリマインダー評価、後席シートベルト使用性評価、ブレーキ評価のそれぞれの試験の総合評価です。
軽自動車コンパクトカー
車名評価車名評価
スペーシア3~4フィット5
フレアワゴン3~4ミラージュ4
タント
タントカスタム
4ゴルフ5
デイズ
デイズハイウェイスター
4リーフ4
ekカスタム
ekワゴン
4アクア4
N-ONE4スイフト*4
N-WGN5ソリオ3
アルト*3イスト4
キャロル*3ヴィッツ4
アルト ラパン*3パッソ*4
ジムニー*1ノート4
ワゴンR
ワゴンRスティングレー
4マーチ*4
ミラ*3デミオ*3
ミライース4
ミラココア4
ムーヴ*
ムーヴカスタム*
3
ムーヴコンテ*
ムーヴコンテカスタム*
4
モコ3
MRワゴン3
ライフ*3
N-BOX4

この結果から考えると、軽自動車で最高点の5点を獲得しているのは、ホンダのN-WGNのみで、あとは3~4点の評価が占めています。
一部ジムニーの1点という評価がありますが、これは特殊な例でしょう。

コンパクトカーの場合は、最高点を獲得しているのはホンダのフィットとフォルクスワーゲンのゴルフの2車種です。
あとは4点の評価が占めています。
一部、デミオとソリオのみ3点という評価がありますね。

ちょっと母数が違うのであまり意味はないかもですが、平均点を出してみます。
※スペーシアとフレアワゴンは4点として、ジムニーの1点は除外して計算。

軽自動車:3.65点
コンパクトカー:4点

この結果から考えると、コンパクトカーの方が軽自動車よりも安全性能が高いと言っても良さそうです。
もちろん車種によりますし、クラウンなどのセダンタイプはどの車種もほぼ5点評価なので、安全性でいうと軽もコンパクトも大差ないという見方もできます。

選ぶポイント

以上、経済的な面(中古車の本体価格、自動車税等の法定費用、自動車保険料、燃費)や自動車の性能面(パワーや安定感などの走行性能、静かで乗りやすい、シートが快適、車内が広いなどの居住性・静音性、さらには事故等の場合の安全性)から軽自動車とコンパクトカーを比較してみました。

上記を踏まえて、両タイプのどちらがそれぞれの項目で優れているかをまとめてみます。
もちろん車種によると言ってしまえばそれまでなので、全体的な平均としての評価と思ってください。

ポイント 軽自動車 コンパクトカー
本体価格(中古)
※車種によって値下がり率が違う
 ○
法定費用(自動車税等)  ○  ×
自動車保険料  ○  ×
燃費  △
※乗り方に大きく左右される。
 ○
走行性能(パワー・安定感)  ×  ○
快適性能(静音性・居住性・積載性)  ×  ○
安全性能  ×

この表から考えると、

軽自動車は、走行性能や快適性など車の機能的にはコンパクトカーには及ばないが、経済的なメリットは大きい。
ただし、中古車市場で人気の車種の場合は、本体価格が高くなる傾向があるので、本体価格や諸費用などの初期費用とガソリン代や車検代などの維持費の総額でどちらがお得になるか比較する必要があります。

軽の人気車種の場合、新車での購入もしくは中古のコンパクトカーという形で比較をしてもいいかもしれません。

また、どのような用途に使うのか?という点も大事なポイントです。

乗員が1~2人ぐらいで、駅などへの送迎用とか近所への買い物に乗る程度なら、維持費の安い軽の方がいいでしょう。
逆に、通勤などで毎日長距離を走る場合や、レジャーなどで頻繁に遠高速道路などに乗って遠出するなどの場合は、乗り心地がよく排気量の大きいコンパクトカーの方が向いています。

まとめ

以上、中古車で買うならコンパクトカーと軽自動車どっちがいい?ということで比較してきましたがいかがでしたか?

両方ともメリット・デメリットがあるのでなかなか絶対にこっちがいい!とは言い切れず、結局はご自身の予算(初期費用とランニングコスト)や趣味嗜好、用途、どの車種を選ぶか、などによってどちらがいいかってのは変わってきます。

以下の記事で購入予算の決め方や車種の選び方なども書いてますので参考にしてみてください。

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