【NBOX・NBOXカスタム】の内装を解説&徹底評価!

N-BOX

NBOX・NBOXカスタムの内装を「運転席&助手席まわり」「AV・ナビ・空調」「室内の居住性・乗降性」「収納の数と使いやすさ」「シートアレンジパターン」「ラゲッジルームの広さと使い勝手」の6項目に分けて紹介・評価しています。

項目名をクリックするとその項目の詳細な評価・解説部分にジャンプします。

総合評価:4点

※5点満点で1が最低、5が最高。

運転席&助手席まわり

N-BOX Gのコックピット(ブラック)

N-BOX Gのコックピット(ブラック)

N-BOXの内装はグレードなどによってベージュ・ブラック・ブラウン&ベージュの3種類(+2トーンカラースタイル)、N-BOXカスタムはブラックのみとなっています。
基本的なデザインはN-BOXシリーズで共通ですが、グレードによって本革巻ステアリングホイールや、セレクトレバーやエアコン吹き出し口などにクロームメッキ加飾がついたりと上質感が増すようになっています。

シートはベンチシートになっているので座席は数字以上に広く感じますし、ちょっとしたカバン等も置きやすくいいですね。
シートクッションは表面は柔らかく奥は硬めになっており、座り心地はなかなか良いです。
低反発クッションのような感じで沈みすぎず固すぎず適度な弾力がありしっとりした座り心地です。

ステアリングホイール

グレードによって本革巻ステアリングホイールとなり赤やシルバーのステッチも入ります。
ナビ装着用スペシャルパッケージを装着すると左側にオーディオ用のリモコンが付きます。

ターボ車になると、右側にクルーズコントロールボタンと左右にパドルシフトがつきます。

ハンドルは軽自動車の割にはどっしりとしていて太めです。
好みが分かれるかもしれませんが、私はなかなか握りやすくて好印象でした。

常時点灯3眼メーター

常時点灯3眼メーター

運転中でもひと目で速度、シフトポジション、エンジン回転数、ガソリン残量などを確認できる常時点灯3眼メーター。
カスタムはブルー照明、カスタムの2トーンカラースタイルはレッド照明となります。

特に見づらいこともなくタコメーターもついているのは良いですね。

プッシュエンジンスタート&ストップボタン

シフトレバーの右側に赤いエンジンスタート&ストップボタンが付いています。
撮影車はG・Lパッケージだったので普通のソフトパッドとなっています。
グレードによってシフトレバーが本革巻となり、ボタンとシャフトにクロームメッキ加飾がついたりと高級感が増します。

エンジンボタンが左側に付いているのはどうも違和感を感じてしまうのですが、まあ慣れれば問題ないでしょう。

ECONスイッチ

ステアリングホイールの右側にはホンダおなじみのECONスイッチが付いています。
その下にはパワースライドドアの開閉ボタンがあります。

運転席ハイトアジャスター

運転席ハイトアジャスター

運転席シートの高さを体格・好みに合わせて調節できます。
C以外の全グレードに標準装備です。

運転席&助手席シートヒーター

運転席&助手席シートヒーター

座面からじんわりと温めてくれるシートヒーターは寒い冬に重宝します。
4WD車は全グレード標準装備、特別仕様車SSパッケージのみFF車も標準装備です。

AV・ナビ・空調

シャープのプラズマクラスター技術を搭載したフルオートエアコンは、C以外全グレードが標準装備。
高濃度イオンの力で車内の空気を浄化して脱臭してくれます。

エアコンのパネルは普通ですね。
機能性・使いやすさ重視なデザインと感じました。

また空気清浄機能が付いているのはポイントが高いです。
アレルフリー高性能脱臭フィルターもついているので、室内のアレルゲン物質を5分以内に半減させ、15分でほぼ浄化できるそうです。

室内のアレルゲンを5分以内に半減、15分でほぼ捕獲して、フィルター内部で処理。数値はHonda社内実車テスト値。

写真はホンダ純正カーナビ「Gathers」のバックモニターの映像

N-BOXはオーディオレス車となっているので標準ではナビやオーディオは装着されていません。
ナビやオーディオを取り付けたい場合は、新車購入と同時にメーカーオプションやディーラーオプションで取り付けるか、購入後に市販品を買って取り付けるかになります。

またナビと連動する「ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器」が、C、G以外(カスタムは全グレード)で標準装備となっています。

「ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器」の内容は、バックカメラ、ステアリングのオーディオリモコン、リア2スピーカー、ワンセグTV対応マイクロアンテナとなっています。

ETC車載器はインパネ中央下部に付いています。
隣にはシガーソケット(アクセサリーソケット)が付いています。

室内の居住性・乗降性

クラスNO.1の広い室内空間

全幅(車幅)は1,475mm、全高(車高)は1,780mm、全長3,395mmと軽自動車の規格内(全幅1,480mm、全高2,000mm、全長3,400mm)のボディとは思えない程の広い室内空間を確保しています。

室内の幅は1,350mm、室内の高さは1,400mm、室内の長さは2,180mmとなり、単純に室内幅×室内高×室内長をして出した容積は4.12㎡となります。

同じスーパーハイトワゴンのライバル車であるタントやスペーシアと比較してもクラスナンバーワンの広さを誇っています。

車名 室内幅(mm) 室内高(mm) 室内長(mm) 容積(㎡)
N-BOX 1,350 1,400 2,180 4.12
タント 1,350 1,365 2,200 4.05
スペーシア 1,320 1,375 2,215 4.02

特に後席スペースの広さは圧倒的で実際に乗ってみると軽とは思えないほどの余裕のあるスペースとなっています。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより床面はフラットになっており、足元のスペースも非常に広くなっています。
車内の高さは140cmあるので小さな子供なら普通に立って着替えなどもできます。

身長170cmの男性が座ってもこの通り、膝やつま先から前席までのスペースは非常に余裕があります。

なんなら足を組んでも大丈夫。

シートの座り心地も上々

後席

シートの座面の長さ(奥行き?)は、前席が49cm、後席が46cmとなっています。

車名 前席 後席
N-BOX 49cm 46cm
タント 47cm 50cm
スペーシア 49cm 50cm

タント、スペーシアと比較すると後席の座面長の短さが少し気になります。
とはいえ、身長170cmの筆者が座ってみた感覚だと46cmもあれば十分な座り心地だなと感じました。

シートの素材も固すぎず柔らかすぎず適度な低反発感があり座り心地は上々と言えます。

ベースモデルでC、G以外、カスタムモデルでG以外のグレードには左右独立式リアセンターアームレストがつきます。

アレルクリーンシート

シート表皮に付着したダニやスギ花粉などのアレルゲン物質を97~98%不活性化するアレルクリーンシートがC以外の全グレードに標準装備となっています。

ロールサンシェイド

暑い日差しをカットしてくれるロールサンシェイド。
カスタムは全グレード、ベースモデルはC、G以外のグレードに標準装備されています。
市販品でも安く売ってますし取り付けも簡単なものですが、このように標準装備されているのは地味にうれしいですね。

360°スーパーUV・IRカットパッケージ

すべてのガラス窓が日焼けによるシミやそばかすの原因になる紫外線(UV)を約99%、車内の不快な暑さの原因となる赤外線(IR)を約70~80%カットする360°スーパーUV・IRカットパッケージはC、G、カスタムG以外の全グレードに標準装備です。

乗降性も良い

スライドドア開口幅は64cmとミニバンに迫る大開口を実現。
タントやスペーシアなど同クラスの軽自動車の中では一番の広さを誇っています。

タント 助手席側:60.5cm(ピラーレス:149cm)
運転席側:59.5cm
スペーシア 58cm

スライドドア開口幅が広いと大きな荷物を持って乗り降りするときや、子供を抱っこして乗り降りするときなども楽です。

リアステップ高は38cmとタントの37cm、スペーシアの34cmと比較して同クラスの軽の中では一番高くなってしまっています。
ステップ高が低い方が小さな子供や高齢者の乗り降りも楽ですし、チャイルドシートへの乗せ降ろしも楽になるのでこの点はマイナスポイントですね。

シート高は71cmとなっています。

パワースライドドア

パワースライドドア

ベースモデルではCとG以外のグレードに左側(助手席側)のみ標準装備。
右側(運転席側)は、SSパッケージ、ターボSSパッケージのみ標準装備で、G・Lパッケージ、G・ターボLパッケージはメーカーオプション(54,000円)。
(CとGは装着不可)

カスタムモデルでは、G以外のグレードに左側(助手席側)のみ標準装備。
右側はGとG・Lパッケージ以外のグレードに標準装備。
G・Lパッケージはメーカーオプション(54,000円)
(Gは装着不可)

N-BOXの主要ターゲットは子育て世帯の3~4人家族だと思うので、パワースライドドアが全グレード標準装備ではないのはちょっと気になりますね。
せめて全グレードでメーカーオプションを選択できればよかったのにと思います。

収納の数と使いやすさ

小物入れなどの収納力は必要最小限という感じで普通です。
スペーシアなんかの収納力のある車種と比較してしまうとどうしても少し物足りない印象。

特に小さい子供がいる家庭なんかだと荷物が増えがちですが、後席の収納力がちょっと物足りないかなと感じました。

ドリンクホルダー

運転席&助手席のドリンクホルダー

運転席と助手席のドリンクホルダーはエアコン吹き出し口の前についています。
暑い日の冷たい飲み物をエアコンで冷やすことができ一石二鳥です。

リアシートドリンクホルダー

後席のボトルホルダーは555mlのペットボトルも収納できる十分な大きさと深さがあります。

フロントドアポケット

フロントドアポケット

フロントドアポケットは横長で雑紙や大きな地図なども余裕で収納。ペットボトルホルダー付き。

フロントドアミドルポケット(助手席側)

フロントドアミドルポケット(助手席側)

スマホなどちょっとした小物入れに便利なフロントドアミドルポケット

フロントドアミドルポケット(運転席側)

フロントドアミドルポケット(運転席側)

運転席側のフロントドアミドルポケットは、ミラー調節ボタンやパワーウィンドウボタンなどで少し小さめ。

ドライバーズロアポケット

ドライバーズロアポケット

ハンドル下部の奥には折りたたみ傘や財布などを入れるのに便利なドライバーズロアポケット。

コンビニフック(助手席)

コンビニフック

助手席の右前方にちょっとした買い物袋を掛けられるコンビニフックがあります。

実際に使ってみるとフックがけっこう下の方に付いているので、ちょっと大きめの袋だとすぐに床面についてしまいます。

正直、助手席のコンビニフックはあんまり使えないなあ・・・という印象。
とはいえ後席のコンビニフックはなかなか便利です。

グローブボックス

グローブボックス

車検証や取扱説明書などを入れることになるグローブボックス。薄型のボックスティッシュなら入ります。

インパネトレイ

インパネトレイ

グローブボックス上部はオープントレイになっており、財布やスマホなど小物を置けます。

サンバイザー

サンバイザー

サンバイザーには鏡。運転席側には駐車券などをサッと挟めるチケットホルダー付き。

センターロアボックス

センターロアボックス

インパネ中央下部のETC車載器とアクセサリーコンセント下にCDや化粧ポートなどのちょっとかさばる小物を入れられるセンターロアボックスがあります。

シートバックポケット&コンビニフック(スライドリアシート非搭載車)

シートバックポケット&コンビニフック

運転席と助手席の背面には中身が見えるメッシュ素材のポケットとコンビニフックがついてます。
助手席背面下部には追加のシートバックポケットもあります。

できれば後席にもボックスティッシュを置けるような収納スペースがあると良かったと思います。
夫、妻、幼児の3人家族で、運転しない方の親は助手席ではなく後席に座ることになるので、後席にボックスティッシュを収納できれば便利だったと思います。

シートバックテーブル&ポケット&コンビニフック(スライドリアシート搭載車)

シートバックテーブル

ちょっとした食事にも便利なテーブル

コンビニフック

シートバックテーブルの横にはコンビニフックも搭載

標準装備

SSパッケージ、ターボSSパッケージ、カスタムSSパッケージ、カスタムターボSSパッケージ

メーカーオプション

G・Lパッケージ、ターボG・Lパッケージ、カスタムG・Lパッケージ,カスタムG・ターボLパッケージ

シートアレンジパターン

広い室内空間を活かしたシートアレンジはすばらしいです。

後席をチップアップすることで前席と後席の間に広大なラゲッジスペースを作ることができます。
ベビーカーを折りたたまずに積むことも可能。

チップアップは片側だけでもできるので3人乗車で荷物が多いときには便利です。

チップアップした後席を前方にダイブダウンさせることでフルフラットの大きな荷室となります。
27インチの自転車を積むことも可能です。

前席のヘッドレストを外して最大限にリクライニングすればゆったりを足を伸ばせるスペースができあがります。

頑張ればN-BOX・N-BOXカスタムでも車中泊はできるでしょうが、より快適に車中泊をするならアウトドア利用に特化したN-BOXの派生モデル「N-BOX+(プラス)」の方がおすすめです。

シートアレンジは女性一人でも簡単にできる

リアシートは片手でも持ち上げることができるくらい軽いので、女性一人でも簡単にチップアップやダイブダウンができるでしょう。
動かし方も簡単で、説明書を見なくても「こうかな?」という感じですぐにできました。

荷室の広さ・使い勝手

荷室のサイズを実際に計測してきました。

開口部の高さ:120cm
開口部の最大幅:106cm
開口部の最小幅:88cm
開口部の地上高:48cm

ハイルーフでありながら低床なので大開口のラゲッジルームとなっています。
特に開口部の地上高は48cmとかなり低いので、ベビーカーや自転車、重たい荷物などの積み降ろしがしやすいです。

荷室の奥行き:35cm
荷室の最小幅:112cm

後席に広大なスペースを取られているので標準状態での荷室は小さめです。
サイズにもよりますが、ベビーカーを折りたたんで立てた状態でなら載せることはできそうです。

スライドリアシート装着車でリアシートを前方に最大限スライドさせた場合の奥行きは54cmになるのでかなりラゲッジルームに余裕がでます。

荷室のフタを開ければ下部にも収納ができます。

荷室の奥行き:141cm
荷室の最大幅:112cm

後席をダイブダウンしてほぼフラット状態にした場合です。
この状態なら27インチの自転車でも積むことができる大容量の荷室となります。

また、後席は5:5分割シートになっており、片方だけをダイブダウンすることもできるので、大容量の荷室を確保しつつ3人乗車することも可能です。

再掲:N-BOXの内装を評価

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総合評価:4点

※5点満点で1が最低、5が最高。

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